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耳の症状・補聴器

ウサギ

耳(みみ)の病気について

このような方はご相談ください

  • ☑耳がガサガサする
  • ☑耳の中がガサガサしている
  • ☑聞こえにくい
  • ☑聞き取りにくい
  • ☑耳鳴りがする
  • ☑耳が詰まった感じ
  • ☑耳の痛みがある
  • ☑耳漏が出てきた
  • ☑耳が痒い
ウサギ

耳(みみ)の病気

急性中耳炎

最も一般的な中耳炎です。耳管の未発達な乳幼児に多いのですが、大人にもみられます。中耳に細菌やウイルスが入り込むことにより、急性の炎症が生じて膿が溜まります。症状としては、ズキズキする激しい耳の痛み、発熱、耳だれ(耳漏)、耳がつまった感じ、などがみられます。乳児などでは、言葉で痛みを訴えられないので、訳も無く泣いたり、機嫌が悪くなってぐずったり、しきりと耳に手をやったりします。治療では、軽症の場合は抗生剤や消炎剤などの内服や、炎症をやわらげる薬液の点耳をします。膿が溜まって鼓膜の腫れがひどく、痛みが強い時や、熱が高いような場合は鼓膜を少しだけ切開し、溜まっている膿や滲出液を排出します。なお、鼓膜は再生力が強いので、炎症が鎮まれば数日で閉鎖します。

滲出性中耳炎

滲出性中耳炎は、鼓膜の内側にある中耳腔に滲出液が貯留する病気です。強い痛みや熱は伴いません。唯一の症状として難聴が見られることもありますが、その程度も軽い場合が多いので、気づくのには時間が掛かりがちです。難聴は中耳腔内の貯留液によって音の伝播がブロックされてしまうために生じます。治療にあたっては、鼻やのどをきれいにするとともに、内服薬を服用したり、鼓膜を切開して中に溜まった滲出液を出したりします。症状を繰り返すケースでは、滲出液が溜まらないように鼓膜にチューブを入れる処置を行うこともあります。滲出性中耳炎の治療は長期間にわたりやすく、また再発の多い疾患ですが、根気よく治療を続けましょう。

外耳炎

耳介から鼓膜までの通り道を外耳道と呼んでいます。外耳炎は、外耳と外耳道を合わせた部位に炎症が生じる病気です。急性中耳炎などと同じく、黄色ブドウ球菌などの細菌や真菌、ウイルスによる侵入・感染が原因です。耳かきをやり過ぎたりすると、外耳道に傷が付きやすくなります。また、不規則な生活などで体の抵抗力が落ちていたりすると、発症の可能性が高くなります。

耳垢塞栓

耳垢は空気中の埃や皮膚の残骸、外耳道の耳垢腺というところから出る分泌物などが混ざり合ったものです。この部位に耳垢が詰まった状態を耳垢栓塞と言い、耳の閉塞感、難聴などを起こしたりします。但し、耳垢が気になったときでも、耳掃除は1ヶ月に1~2回で十分です。どうしても耳垢が気になる方や耳垢が詰まりやすい方は、専門医までご相談ください。

耳鳴り

耳鳴りとは、周囲に音源が無いのに音が鳴っているように感じられる症状です。何らかの聴力障害によって起こるケースもあれば、検査上は正常であっても耳鳴りを覚えるケースもあります。聴覚系の異常が外耳、中耳、内耳、聴神経、中枢神経のいずれの部位であっても耳鳴りを起こします。また、過労やストレスなどによっても耳鳴りは強くなったり、弱くなったりします。音の種類は「キーン」、「ピー」、「ジー」、「ザー」、「ゴー」など千差万別です。耳鳴りの主な治療には、原因療法や抑圧療法などがあります。原因療法は、耳鳴りの原因が明確な場合に行われます。中耳炎が原因なら中耳炎の治療を、メニエール病や突発性難聴が原因なら、メニエール病や突発性難聴の治療をそれぞれ行います。しかし、耳鳴りの原因を治せば耳鳴りが完全に消失するかと言うと、必ずしもそうとは限りません。詳しくは耳鼻咽喉科の専門医にご相談ください。

めまい

私たちは眼や内耳、手足の関節などを使って自分の周囲の空間や位置を感知しています。こうした情報が脳に伝えられることにより、体のバランスを微妙にコントロール出来るようになるのです。これらいずれかの機能の具合が悪くなると起こるのが「めまい」であり、良性発作性めまい症、突発性難聴、メニエール病などあります。

耳鼻科を受診される患者さまで一番多く見受けられるのは良性発作性頭位めまい症です。寝返りをうった時、頭を洗うために下を向いた時、ベッドから起き上がった時など、特定の頭の位置の変化で出現します。ぐるぐる目が回る感覚が強いため、恐怖感や不安感、吐きけを伴ったりしますが、比較的治りやすい疾患です。これに対し、突発性難聴はめまいが治まっても耳鳴りや難聴が残ってしまうことがあります。但し、両方の耳に発症することは稀です。早く治療を開始すれば聴力が回復する可能性が高いので、とにかく早期の治療が大切です。

難聴

難聴は耳の聞こえ方が低下した状態のことであり、伝音難聴、感音難聴などがあります。このうち伝音難聴は、外耳または中耳の異常によって生じます。「大きい音でないと聞こえづらくなる」というのが特徴です。中耳炎などが原因で起こるケースと、耳小骨の奇形など先天的な原因で起こるケースがあります。一方、感音難聴は内耳や聴神経の異常によって生じます。色々な原因が考えられますが、大きく分けると、先天的な原因と後天的な原因があります。先天的な原因による難聴は遺伝性または胎児期における発達異常であり、出生した時に難聴が生じています。後天性難聴には加齢、外傷、強大な騒音、髄膜炎、聴神経にできた腫瘍など、様々な原因が知られています。

メニエール病

メニエール病はめまいを起こす病気としてよく知られています。めまいの発作時に片側の耳鳴り、耳閉感、難聴が一緒に起こり、めまいが消える頃には、それらの症状も軽快・消失します。もっとも、症状が一度なくなったとしても再び発作を繰り返し、やがて耳鳴りや高度の難聴が残ることがあります。内耳の内リンパ液圧の上昇が一因と言われていますが、患者さまの症状などをきちんと見極めて判断することが大切となります。稀ながら、両側にメニエール病が発症することもあります。

補聴器外来

補聴器を使用する際には、まず耳鼻咽喉科を受診し、聞こえ方の状態をきちんと調べておく必要があります。医師の診断を受けずに独断で補聴器を購入する方もいらっしゃるようですが、そのままの状態では快適に使えないのです。補聴器は主に生活の場で使われますが、あくまでも医療機器ですから、耳や鼓膜の状態、聴力、疾患の有無などを把握し、細かく調整しなければなりません。自分に最適な補聴器を選ぶため、まずは耳鼻咽喉科医にご相談なさることをお勧めいたします。

補聴器について

補聴器は、加齢によって耳の聞こえ方が悪くなり、耳の病気を有していないことが検討条件です。当院では、補聴器についてのご相談をお受けいたします。診察を受けていただき、難聴に関する診断を行った後、補聴器の作製・調整を行うことで、より快適に補聴器をご利用いただけるようになります。また、購入後の調整など、アフターケアについても責任をもって対応して参ります。日常生活での補聴器のご使用をご検討の方、現在お持ちの補聴器が合わない方などは、お気軽にご相談ください。より快適な「聞こえ」をサポートいたします。

快適な補聴器の見つけ方

補聴器と一言で言っても、いろいろな種類があります。見た目の形も違えば、価格によっても、搭載されている機能によっても違いが出てきます。また、信号処理の方法によって、アナログ補聴器とデジタル補聴器に大きく分けることも出来ます。いろいろな種類、タイプがありますが、それぞれの特徴をよく理解して、自分の聴力や聞こえの状態、形状や付け心地の好み、予算等に合わせて、最適な補聴器を選ぶようにしましょう。

補聴器購入時の公費負担制度

聴力の低下が著しく、難聴の状態が認定基準を満たす場合は、補聴器を購入する費用の一部を市町村から助成してもらうことが出来ます。希望される方は、当院で検査を受けた際に相談して下さい。公費助成が受けられるか否か、診察いたします。

補聴器のご相談の流れ

ステップ1:診断

耳の状態や聴力などの検査を行って難聴の診断を行い、補聴器の必要性や適応の有無などを判断いたします。


ステップ2:ご相談

診断結果に基づき、補聴器に関する相談・説明・試聴などを行います。
※補聴器は、使用を開始した後もしっかりとアルターケアしていく必要があります。当クリニックでは1か月以上の試聴を行っていただき、その間も問題が生じていないか確認していきます。


ステップ3:補聴器の製作・調整

補聴器をご希望になられた患者さまには、補聴器を製作し、さらに調整を行ったうえでお渡しいたします。その際には、取り扱い方法などもご説明します。
※難聴の程度によっては、身体障害の認定を得ることが出来ますので、補聴器の購入に際して公費補助が受けられるケースもあります。


ステップ4:アフターケア

日常生活での使用状況に合わせ、定期的に微調整やお掃除、点検を行います。

耳鼻咽喉科・アレルギー科・頭頸部外科
〒675-0034 兵庫県加古川市加古川町稲屋1-1

アクセス

●車をご利用の場合

  • 車でJR【加古川駅】から5分

●電車をご利用の場合

  • かこバス 鳩里・尾上ルート【稲屋バス停】下車すぐ
  • 神姫バス 加古川西団地経由 加古川駅行きルート
    【稲屋バス停】下車すぐ
  • JR【加古川駅】から10分
  • 山陽電車【尾上の松駅】から9分
駐車場
駐車場34台/駐輪場あり
診療時間 日祝
8:30~12:00
15:00~18:30
12:00-15:30

12:00-15:30

【休診日】日曜日、祝日
※最終受付は診察終了時刻の15分前
木曜日の12:00~15:30は発熱外来および手術、特別予約外来となっております。

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